しずくが生まれる音

しずまりかえった森の夜。
どこかでする水の落ちる音。
一粒の小さな小さな「しずく」が生まれました。
手足を伸ばしてあくびをすると
「しずく」は風に乗って
少しずつ空へ舞い上がりました。

よあけ

森を下にみながら雲の上までくると、
たくさんの仲間たちが集まってきました。
月や星の光に照らされたしずく達は
またたきながら明るくなる空へ向かいます。

ハレクモへようこそ

たどりついたのは入道雲の上に広がる国。
くもってどこで作っているの?
お星様は昼間はどこかで寝てるかも。
虹を食べたらどんな味?
雨が湧き出るところがあるらしい。
ぽかぽかお日様の下で夢見たら
大空へ出発進行!