Concept

大人と子どもが一緒に楽しむ地域の遊び場をつくりたい 大人と子どもが一緒に楽しむ地域の遊び場をつくりたい

子どもが笑顔になる。 大人も一緒に笑顔になる。
そんな場所をつくりたくてハレノチクモリはできました。
子どもがめいっぱい楽しんで、大人も一緒に楽しみ、癒されてほしい。
そして親子や地域の人々がここで出会い、その輪がつながってほしい。
たくさんの願いをこめて、ひとつひとつ作り上げた遊び場です。

「今日はハレクモで遊ぼうか!」と気軽におでかけできる、
身近で、でもちょっとだけ特別な遊びの空間です。

想像力を育むための空間づくり 想像力を育むための空間づくり

ハレノチクモリを制作する上で、最も大切にしたこと、
それは0歳~12歳程度までの親子がそれぞれ遊びをみつけ、心地よく遊べる空間づくりでした。
遊び始めると意識しなくても遊具や空間が導きになり、
「発見」「冒険」「探究」が繋がって遊びが発展していく。
ふと横を見ると穴がある、ハシゴがある、遊びに使いたいものがある、
そして、「入れるかな」「何かあるぞ」「こんなふうに遊んでみよう」と想像力が働いて
次々新しい遊びを生み出してもらえるよう、
配置とディティールにこだわりデザイン・制作しました。
また、「すごい!」と思ったら声をかけれるように要所に開口を設けたり、
ポーズをとって写真を撮りたくなるポイントづくりなど、
親子・友達同士のコミュニケーションが広がる仕掛け作りにも力を入れています。

「木」の文化を未来へ 「木」の文化を未来へ

日本には古くから受け継がれてきた「木」の文化があります。
庭や公園を彩る樹木として、住居やインテリアの材料として、
食器から紙などのごく身近な道具として私たちの生活の中に密接に関係している「木」。
「木」という素材の持つ風合い・香り・手触り、
そして加工しやすく日本の風土にあったその性質が
私たちの中に根付いています。
丈夫だけれど柔らかい「木」でつくられたものや空間は、
私たちに安心と優しさを与えてくれるように思います。
私たちの心に寄り添い癒しを与えてくれる「木」を、
もっと身近に感じ、めいっぱい楽しめる空間としてこの遊び場が利用され、
そして「木」と「人」がつくる文化を
次代につなげていく一助になってほしいと願っています。